リリース計画

リリース計画の目的は、プロダクトの価値を上げる計画にコミットすることです。

関係者

リリース計画は、以下のロールそれぞれに関わる協働の取り組みです。

  • スクラム マスタ - ミーティングをファシリテートします
  • プロダクト オーナー - プロダクト バックログの概要を説明します
  • デリバリ チームまたはアジャイル チーム - 技術面での実現の可能性および依存関係について説明します
  • 利害関係者 - リリース計画に関する決定の、信頼できるアドバイザーとしての役目を務めます
バックログ

計画ミーティングの前に

開始する前に、リリース計画には以下のような項目が必要となります。

  • プロダクト オーナーによって管理されている、ランク付けされたプロダクト バックログ
  • 全般的なケイパビリティや、分かっているベロシティ、さらに技術的な影響についてのチームからの情報提供
  • 高レベルの、ビジョン、市場、およびビジネスの目標
  • 新しいプロダクト バックログ項目が必要かどうかの確認

リリース計画チェックリスト

  • プロダクト オーナーの居場所は把握していますか?
    規模の大きなフィーチャーの優先順位について判断できる責任者(アナリスト、プロダクト マネージャ、エグセクティブなど誰であれ)にすぐ連絡がつくようにしておきます。
  • ランク付けされたバックログはありますか?
    プロダクト オーナーは、5 ~ 15個程度の高レベルのフィーチャーをこのリリースに入れたいと考えます。それぞれをインデックス カード 1 枚ずつに書き込みます。
  • 各項目のサイジングはどのように行いますか?
    サイジングのための共通ベースラインを確立します。さまざまなチームを代表する個人を広範なグループとして集め、彼らに 12 個以上のプロダクト バックログ項目をサイジングさせることを検討してください。
  • 参加者は誰ですか?
    このリリースに影響を受けるすべての人がこのミーティングに参加して、計画進展の支援、依存関係の確認、リリースへのコミットを行う必要があります。
  • 器材設備について計画します
    議題を前もって作成しておきます。部屋の大きさを考慮してください。各スクラム マスタ、各チームの責任者と事前に議題を確認します。分科会室、フリップ チャート、付箋、軽食を準備します。
  • 複数または分散型のチーム編成はどうでしょう?
    計画が年に 4 回だけなら、航空券の利用も考慮してみます。これの代案としては、分散チームそれぞれに書記役を一人割り当て、ホワイトボード上の計画の情報をアジャイル プロジェクト管理ツールへ入力してもらいます。チームの全員がオンサイトの場合には、各チームがそれぞれの分科会室を使用します。
  • 誰かに手伝ってもらう必要はありますか?
    このミーティングは、コストがかかり、大がかりとなる可能性もあります。これまでに大規模なグループのミーティングをファシリテートした経験や、特に複数のチームが関わっているミーティングの経験がない場合、ヘルプとして経験豊富なファシリテータを参加させることを検討してください。

必要な資料

  • 投稿済みの目的および議題
  • 整理ツール: 作業協定、パーキング ロット、通信および器材設備の計画、問題と懸念、依存関係と前提、決定
  • ハイ タッチ: フリップ チャートまたはホワイトボードとマーカー
  • ハイ テク: プロジェクタ、必要なデータとツールにアクセス可能なコンピュータ、およびコンピュータを共有する方法
  • 計画データ(以下を参照)

計画データ

  • 以前のイテレーションとリリースの結果
  • 利害関係者からのプロダクト、市場の状況、および期限についてのフィードバック
  • 以前のリリースとレトロスペクティブからのアクション プランと SMART 目標
  • 項目と考慮すべき欠陥
  • 開発およびアーキテクチャの情報
  • 以前のイテレーションまたは見積もられたベロシティ
  • 組織のカレンダーと個人のカレンダー
  • 依存関係の管理のための、他のチームと対象分野の専門家からの情報

出力

  • リリース計画とコミットメント
  • 監視対象となる問題、懸念、依存関係、前提
  • リリース バックログに対する新規項目
  • 将来の計画ミーティングを改善するための提案

議題

  1. 開始
    挨拶と、目的および議題、整理ツールの確認、ビジネス スポンサーの紹介。普通の開始に加え、 このリリースとチームの今後の作業の重要性について少し説明すると、ビジネス スポンサーにとって役に立ちます。
  2. プロダクト ビジョンとロードマップ
    チームに概要を再び説明します。
  3. 開発ステータス、アーキテクチャの状態、以前のリリースでの前のイテレーションの結果
    計画に影響を及ぼす可能性がある新情報について話し合います。
  4. リリース名およびテーマ
    ロードマップのテーマに関連している、現在のステータスを点検し、リリースに対する特定の、現在のビジネス目標を達成するために名前およびテーマを調整して決定します。
  5. 以前のリリースおよびイテレーションのベロシティ、または見積もられたベロシティ
    このリリースで使用するベロシティ(利用可能な場合)を示します。
  6. リリース スケジュールおよびイテレーションの回数
    主要なマイルストーンおよび特別なイベントについて確認し、 リリース内のリリースおよびイテレーションのタイムボックスを共同で決定します。
  7. 問題と懸念
    既知の問題と懸念事項を確認し、必要に応じて記録します。
  8. 完了の定義の確認および更新
    完了の定義を確認し、技術、スキル、前回のリリースからのチームのメンバーの変更に基づいて、適切な更新を行います。
  9. バックログの考慮すべきストーリーおよび項目
    このリリースにスケジュールすることを考慮するように提案されたバックログ項目を発表します。
  10. サイジングの値の決定
    ベロシティが未知である場合、リリース計画で使用するサイジングの値について合意を形成します。
  11. リリース用のストーリーの粗いサイジング
    デリバリ チームはリリース用に検討されている項目のサイズを決定し、リリース内のイテレーションに対して大きすぎる項目を分割します。プロダクト オーナーおよび対象分野の専門家は明確な疑問に対して回答し、許容基準と適切なストーリーの分割について詳しく述べます。スクラム マスタは共同作業をファシリテートします。
  12. リリース内のイテレーションにストーリーをマップ
    デリバリ チームおよびプロダクト オーナーは、サイズおよびベロシティに基づいてイテレーション内に項目を移動させます。スクラム マスタはファシリテーターの役目を務めます。
  13. 新しい問題と懸念
    前回の作業に基づく新しい問題と懸念を再度確認し、必要に応じて記録します。
  14. 依存関係と前提
    計画中に決定された依存関係または前提を確認し、記録します。
  15. コミット
    スクラム マスタが計画への意見をフィスト オブ ファイブで求めます。デリバリ チームおよびプロダクト オーナーは、現在自分が知っていることに基づいて、これが作成しうる最良の計画であるかどうかについて意見を示し、計画の次のレベル、すなわちイテレーションへの移動にコミットします。
  16. 通信と物流の計画
    このリリースの通信と物流の計画を確認および更新します。
  17. パーキング ロット
    パーキング ロットの処理 - すべての項目を解決、またはアクション項目に転換する必要があります。
  18. アクション項目とアクション計画
    アクション計画の処理 - 所有者にアクション項目を分配します。
  19. ミーティングの振り返り
    これらのミーティングを全員にとって役立つものにするため、ミーティング自体についてのフィードバックを求めます。
  20. 閉会
    上手くいった計画セッションをお祝いしましょう。

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