イテレーションの振り返り

チームがイテレーション、チームワーク、および方法を点検し、必要に応じて変更できるように、各イテレーションの最後に振り返りミーティングが実施されます。

適切な振り返りを行うには、チーム メンバが非難を浴びることなく率直に話すことができる環境が必要です。スクラム マスタはすべてのメンバがオープンに参加できるようにミーティングを進行します。信頼が十分に確立されていない場合は、信頼を高める新しい実践方法を採用するために振り返りのテーマとして信頼に焦点を当てることもできます。

スクラム マスタは、ミーティングを進行するためのガイドラインとしていくつかのオプションを検討できます。彼らは、単に何がうまくいって何がうまくいかなかったかを問うだけでなく、チームが実践方法に関する知見を集めてチーム内での新しい取り決めをまとめることができるように支援します。

ORID

具体的な提案に移る前に意思決定を遅らせて十分な知見を集めることができるように、チームに一連の質問を投げかけます。

  • O: 最初に客観的(Objective)な質問をします。つまり、「何が起こったか、何に気付いたか」ということです。チーム メンバに対し、少人数のグループでこれらの事柄を集めるように促します。
  • R: 次に、内省的(reflective)な質問をします。つまり、「起こった事柄に対してどのような反応をしたか、大変だったことと役に立ったことは何か」ということです。
  • I解釈的(interpretive)な質問をします。つまり、「どのように作業すればよいのか。作業の推奨事項としてどのようなものが考えられるか」ということです。
  • D決断的(decisional)な質問をします。つまり、「ここで記録したことから考えて、次のイテレーションでどのような新しい合意や実践を取り込むのか」ということです。

役立ったもの、障害となったもの、仮説

これらの質問のそれぞれを問いかけて、チームに対し、項目を特定してフリップチャート(質問ごとに 1 つのフリップチャート)に書き留めてもらいます。

  • このイテレーションで役立ったものは何か
  • このイテレーションで障害になったものは何か
  • 次のイテレーションでどのように作業するかという点から、どのような仮説(推奨事項)を立てることができるか

風と錨

帆走のメタファーを使用するために、このイテレーションの間に帆に風を当てていたものと重しとなっていたのは何かを問いかけます。質問ごとに 1 枚のフリップチャートを使用します。 肯定的な風についての回答をすべて記録してから、否定的な錨についての回答に移るようにします。これらの回答は、今後の推奨事項についての自由な議論につながるはずです。

感謝

イテレーションの振り返りは、各チーム メンバが他のチーム メンバに感謝するための絶好の機会です。たとえば、「スー、最後のストーリーのテストで助けてくれてありがとう」 といったものです。どのような振り返りの手法を選んでも、その目標はチームに決定を促すことにあります。振り返りの最後に、スクラム マスタはチームに対し、振り返りで得た知見に基づいて次のイテレーションで採用する 1 ~ 3 つの新しい実践内容を選択するように導きます。チームはこのようにして、作業における同意事項を継続的に改善して新しく作成していきます。結果として、アジャイルの採用、信頼、安全性、価値の提供を継続的に改善することになります。

振り返りの終了後、スクラム マスタはアクション アイテムを収集し、チーム メンバが各アイテムの所有者であることを保証します。その後、スクラム マスタは、各アクション アイテムが完了することを保証する責任を引き受けます。

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