チームのサイズおよび見積もり

サイジングと見積もりには、以下のトピックが含まれています。

見積もりとは

作業をスケジュールする前に、サイズを把握する必要があります。次のイテレーションに 2 つのユーザ ストーリーを適合できますか。4 つまたはそれ以上の場合はどうですか。これらの質問に回答するには、見積もりを実施する必要があります。CA Agile Central では、イテレーション計画の前または最中にサイジングおよび見積もりを使用できます。

まず、サイジングと見積もりの相違点を説明する次の簡単なビデオを視聴してください。

サイジングと見積もり
サイジングと見積もり(5 分)

 

ユーザ ストーリー

見積もりは、ユーザ ストーリーの完了に必要な工数の記録された測定値です。ストーリーを見積もる場合は、チームとして見積もります。共同の見積もりにより、チームのすべてのメンバが計画されている作業にコミットされるようになります。チームの見積もりによって、職能横断型の依存関係、潜在的な問題、および進行を促進する利点が明らかになります。

CA Agile Central では、[計画見積もり]フィールドを使用して各ユーザ ストーリーの見積もりを記録します。[バックログ]ページを使用して[計画見積もり]列を表示すると、フィールドをダブルクリックして値を簡単に編集できます。

計画見積もり

[計画見積もり]フィールドで使用されるデフォルトのユニット タイプは、ポイントです。これは、チーム全体の作業を表す相対的な概念上の値と考えます。週や月などのほかの数値を表すようにユニット タイプを変更することができますが、単純なフィボナッチ風の数値シーケンスをお勧めします。

サンプル ポイント値の設定は、2、3、5、8、13、20、40、または 100 ポイントです。

ポイントの見積もりは、イテレーション計画の前に、イテレーションの[計画ベロシティ]フィールドにも入力されます。この値は、チームがイテレーションで完了できる確信するストーリー ポイント(またはその他の値)の合計数を表します。この合計は、チームのリソースとも呼ばれます。ベロシティは、過去のいくつかのイテレーションから受け入れられたポイントの合計数を平均化して計算できます。

新しく Agile を導入したチームには、最初にベロシティの変動が表示される場合があります(1 回のイテレーションでは、13 ストーリー ポイントを完了し、別では 20 ポイントを完了する場合があります)が、チームが共同作業を習得すると、数が安定します。

[リソース]フィールド

注: チームで今後のイテレーションの合計ベロシティよりも大きいストーリー見積もりが提供される場合は、難しい状態になっています。チームは、1 回のイテレーションで完了できる作業にのみコミットできます。大規模なストーリーまたはイニシアチブを見積もるには、小さい子ストーリーにストーリーを分割します。ストーリーがバックログで進められると、価値を提供するできるだけ小さいサイズに内容を分割し続けます。

タスク

ユーザ ストーリーがスケジュールされた後、ストーリーの価値を提供するために必要なアクションまたは手順が識別されます。これらのアクションは、タスクを作成することにより、CA Agile Central に記録されます。タスクには、作業を見積もり、追跡するフィールドも含まれますが、測定値は異なります。

ストーリーとタスク

一般に、タスクは個人向けに提供され、個人が所有します。所有者は、タスクの完了にかかると思われる時間の最初の見積もりを提供します。ストーリー ポイントとは異なり、タスク見積もりは抽象的ではありません。ストーリー ポイントでは「イテレーションコミットメントが終了する前にこの作業を完了できるか」に対する上位レベルの可視性が提供され、タスク見積もりでは「チームメイトがその日のうちにユーザ ストーリーのこのセクションのコーディングを完了するか」に対する日単位の可視性が提供されます。

タスクのデフォルトのユニット タイプは、時間です。タイプは変更することもできますが、完了までに 1 ~ 6 時間かかるタスクを作成することをお勧めします。これにより、作業が 1 日の範囲内で維持されるため、デイリー スタンドアップ ミーティングでチームが互いに進捗状況および問題について警告できます。

CA Agile Central では、タスクの時間単位の最初の見積もりと、完了までの残り時間を記録できます。[タスク見積もり]フィールドは、イテレーション計画中に、タスクの所有者が最初の見積もりを実行し、その値が自動的に[To Do]フィールドにコピーされる場合に使用されます。1 日の最後またはステータス ミーティングの前に、所有者は、最初の時間の残りを反映するように[To Do ]フィールドを更新できます。

[タスク見積もり]フィールド

重要: タスク時間の合計数をストーリー ポイントに関連付けないようにしてください。次のようにディスカッションしないでください: 「このストーリーには 20 時間の作業が含まれるようであるため、10 ポイントとしてこのストーリーを見積もります。我々のチームは、2 時間の作業は 1 ストーリー ポイントと等しいことを学習しました。」これは、見積もりを大きく妨げる可能性があります。チームが成長すると、特定のポイント サイズの作業がタスクの時間数を平均化することに気付き始めます。このような確認は有用ですが、イテレーションの終了の後に見積もりの正確性を確認する場合のみです。

ディフェクトについて

ご使用のシステムでの既存のディフェクトを見積もる必要がありますか。可能な場合、チームは、ユーザ ストーリーと同じポイント システムを使用して、ディフェクトの修正作業を見積もる必要があります。この演習の値は、ディフェクトによってイテレーションの合計ベロシティが減算されたものです。チームの平均ベロシティがイテレーションごとに 20 ポイントであり、2 ポイントのディフェクトがスケジュールされている場合、完了できない可能性が高いため、チームは 2 つの追加の 10 ポイントのストーリーにコミットしないことがわかります。

CA Agile Central のディフェクトでも、[計画見積もり]フィールドを使用してポイントを記録します。

サイジングと見積もり

Agile には、多くの場合作業のサイズを過小評価し、それを完了するための能力と時間を過大評価するという、古い格言があります。今後の作業のサイズとスコープを正しく見積もることは、CA Agile Central のアジャイル プロジェクトの計画および実行に必須です。チームが見積もり方法を把握している場合、その日のタスクの完了にかかる時間を正確に予測し、平均のイテレーションに適合するユーザ ストーリーの数を特定し、変更、ディフェクト、またはその他の問題が長期的な目標に及ぼす影響を特定できます。

CA Agile Central では、以下の見積もりフィールドが使用されます。

  • リリース単位: リリースに利用可能なリソース ユニットの推定量。
  • イテレーション単位: イテレーションに利用可能なリソース ユニットの推定量。
  • 計画見積もり: このフィールドでは、ユーザ ストーリーまたはディフェクトを完了するためのチームで見積もられる作業量が記録されます。
  • 計画ベロシティ: チームが特定のイテレーションで完了できると見積もっている計画見積もりポイントの総量。この合計は、使用可能なリソースとも呼ばれます。
  • タスク見積もり: このフィールドでは、タスクを完了するための個人で見積もられる作業量が記録されます。
  • To Do: タスクを完了するための残りの実際の時間。

ほとんどの見積もり単位は累積合計にロールアップされて、[イテレーションのステータス]および[リリースのステータス]のページで表示できます。

見積もり方法

チームは、いくつかの方法を使用して作業を見積もることができます。どの方法を選択しても、アクションは共同であることを確認します。プロダクト オーナーではなく、チーム メンバが見積もりを提供する責任があることを忘れないでください。

計画ポーカー

計画ポーカーは、ディスカッションのフローを見積もり、取得する簡単で楽しい方法です。

  1. 各チーム メンバの一連の計画カードを作成または購入します。ポイント システムの各値(2、3、5、8、13、20、40、100 (または類似の値)に対してカードを持ちます
  2. モニタまたはボードに提案されたストーリーを表示します。ストーリーで示される値と最初の要件について説明します。
  3. チーム メンバに 1、2 分与えて、カードを選択させて、伏せさせます。
  4. 3 つ数を数えたら、すべてのチーム メンバが手を挙げて、カードを掲示します。
  5. カードの最小値と最大値を探します。
  6. 最小のカードと最大のカードの各所有者に 2 分与えて、ストーリーが特定のサイズであると考えられる理由を説明させます。
  7. ディスカッションで問題や要件が明らかになる場合は、ほかの人が参加できるように多少時間を与えます。
  8. 合意の値に到達するまで、再投票します。
  9. CA Agile Central に見積もり値を入力します。

計画ポーカー

例および比較の見積もり

Agile チームは新しいが、チーム メンバが過去の作業に精通している場合、見積もりのために例と比較を使用できます。CA Agile Central 開発チームは、この戦略と計画ポーカーを組み合わせて使用して、ストーリーの見積もりを生成しました。

さまざまなサイズのよく知られているストーリーのグラフを作成し、チームを対応するポイント値で一致させます。以下に例を挙げます。

ホワイトボードのグラフ

チームの作業領域、またはバックログの改善および計画ミーティングを開く任意の場所で、このグラフのコピーを掲示します。認識可能な比較を使用する場合、チームは次のようにディスカッションできます: 「ごみ箱を作成するのにかかった時間を覚えています。これはほぼ同じ作業量であると思われるため、このストーリーは 8 ポイントで見積もる必要があります。」

見積もりを実行する状況

計画と同様に、見積もりは継続的なプロセスです。チームの体制を整えておくために、見積もりおよび計画ミーティングはイテレーション サイクルの間に繰り返し行われます。チームは、潜在的な変化を予想して対応するために、2 ~ 3 のサイクルを前もって確認します。

イテレーション計画の前に、バックログの最上部の優先順位が決められて、見積もられる必要があります。チームが各アイテムに対して見積もりを提供できるように、重要度に基づいて、ユーザ ストーリーおよびディフェクトにランクを付けることは、プロダクト オーナーの責任です。

近い将来に完了しないアイテムは、バックログに配置できますが、詳細な見積もりは必要ありません。バックログの下部のアイテムの見積もりは古い場合があり、計画する前に再実行する必要があります。一般的に、長期的なフィーチャーまたはテーマのプレースホルダおよび説明として機能するユーザ ストーリーを作成します。時間が経過し、ストーリーがバックログで進められると、より小さなチャンクに分割して、フィーチャーのそれぞれの側面またはファンクションを記述できます。

バックログの洗練

バックログの洗練 

作業を見積もる担当者

開発者、テスター、テクニカル ライタ、およびその他の共同作成者は、チーム ミーティングで共同して作業を見積もります。プロダクト オーナーは、バックログにユーザ ストーリーを追加するときに見積もりを提供しません。プロダクト オーナーは、実行する必要のあることおよび各アイテムの優先度の伝達を担当します。チームは、作業のサイズの見積もり、プロダクト オーナーへの見込みの連絡、および計画の実行を担当します。この演習により、共同作業者は実際に作業を引き受けることができます。

チームとして見積もりを実行する理由

ディスカッションが含まれるため、チームとしての見積もりは、結合ツールとしても機能します。チーム メンバは、会話を通じて責任と能力について互いに学習します。将来のイテレーションでは、開発者がテクニカル ライターの負荷を予測したり、テクニカル ライターが開発者の負荷を予測したりできます。同様のスキル セットを持つチーム メンバも、これらのディスカッションを通じて、プロダクトについて学習します。

たとえば、1 人の開発者はストーリーが 8 ポイントであると考え、ほかの人は 3 ポイントしかないと考えています。相違点がある理由を尋ねられたときに、より経験のある開発者によって、編集中のコードの部分に注意すべき点があることが判明します。これで、経験の浅いチーム メンバがこの例外を理解し、将来の見積もりのセッションでこのような知識を活用できます。

イテレーション計画ミーティングの後半では、個人が時間単位のタスクの見積もりの値を指定できますが、まだチームは連携作業のために存在します。ここでも、チームは、さまざまなロールの個人によって実行されるサイズおよびスコープについて、ほかのチーム メンバに対して教育するために機能し、見積もりに対して責任を持つタスク所有者を保持します。

見積もりのサイズが大きい場合

バックログの改善および計画中に、最初の見積もりによって、ユーザ ストーリーまたはディフェクトが 1 回のイテレーションに適合するには大きすぎることわかる場合があります。このことが発生した場合は、ストーリーを分割する必要があります。大規模なユーザ ストーリーがバックログの最上部に近い場所に進められたときに、この分割を実行することをお勧めします。ビジネス ニーズと戦略が変更されたときに、数か月先であるユーザ ストーリーが延期またはキャンセルされることがわかる場合があります。スケジュールされていない可能性がある作業に詳細を追加することで、不要な時間を費やさないでください。

時間の経過に伴う作業の分割のしくみ

新しいストーリーの見積もりサイクルの概要

下の画像をクリックして、バックログの下部からイテレーション計画への新規ストーリーをたどる対話型のタイムラインを起動します。さまざまな見積もりアクティビティの実行担当者と、ストーリーについて話し合うために使用されるミーティングを確認することができます。

ストーリー 
見積もりタイムライン

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